Category: Paper

論文紹介:夜間の鳥類渡りの活動推定手法の評価:アメリカ西部におけるレーダーと夜間飛行音モニタリングの比較(Osterhaus2024)
北米西部での夜間の鳥の渡り量をレーダとNFC録音で比較した論文です。2シーズンの秋の観察結果から渡り鳥数はレーダーとNFCで正に相関しましたが、一晩ごとで比較すると必ずしも一致していないようです。録音エリアとレーダーエリアは約100km北南に離れており、それぞれ検知できる飛行の高さも異なっている。影響パラメータは雲の量、風速、飛行高度、月明かり、時間帯をあげていますが、気象条件・地形・時間帯で渡り鳥は飛ぶ位置・高さを変えるのでしょうから、レーダーとNFC録音は補完的な計測関係にある様に思えました。

論文紹介:鳥類の生息地適合性を予測するための存在・不在モデル化と存在のみのモデル化手法(Brotons2004)
ある鳥の生息適合性検証のために論文を読んでいます。その備忘録です。不在データがある場合はENFAよりGLMが良いと著者は主張しています。この記事はChatGPT-4oを用いたので記事として価値はないのですが、日本語で読みたいというどなたかのお役に立てれば幸いです。

マダガスカルでの音響指数と鳥類の多様性の相関に関する論文紹介(Saskia2021)
自動録音から生物の多様性をモニタする要求が高まっています。しかしその指標はさまざまあり、どの指標がいいのか合意には至っていないようです。そのため、マダガスカル北東部の熱帯地方で4つの音響指標が7つの環境の生物多様性と比較されました。その結果、意外にも鳥類の多様性を表すために導入された音響複雑性指標(ACI:Acoustic

論文紹介「スペクトログラム相互相関で鳥の鳴き声の複雑さを計測できる(Suyash,2021)」
「鳥の鳴き声の複雑さ」としてSPCC(スペクトログラム相互相関)を用いた指標(NVI)を導入し、他の手法からの有効性を示しています。特にノートのスペクトログラム内の変化の変異度についても取り扱えると主張しています。