トリルラボ

toriR Lab.

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参加者募集 〜みんなで夜のフライトコール録音(NFC録音)調査〜 [2024-01-31]

参加者募集
  • 夜に自宅でタイマー録音して小鳥の渡りを調べませんか。夜の小鳥の渡りに興味があり、ICレコーダとPC/Macを操作できる方が対象です。春と秋にそれぞれ3ヶ月夜のタイマー録音していただき、そこからフライトコールを探します。また種名が明らかな地鳴きの音声も共有して下さい。オンライン説明会もあります。
  • チラシはこちら
  • 詳細説明と応募フォームはこちら

myMapをミャンマー語と英語に対応させました[2023-12-19]

  • 海外でも使いたいとご要望がありましたので、現地語を一つインプリしました。

  • エラーメッセージもなるべく現地語にしています。

  • 言語とリージョンを選べるようにしましたが、地図の中心緯度経度は手動で入力してください。

    myMapの言語とリージョンにミャンマー(ビルマ語)を追加しました

バードリサーチ調査支援プログラムに採択されました[2023-12-13]

皆で地鳴きから夜の小鳥の渡りを調べる(初年度:基礎検討)

多くの方の自宅や自宅近くで録音された地鳴きから平野をどんな種がどんな時間に渡るのか調査を一緒にしようとする呼びかけです。またエッジで分類するICレコーダの制作も提案しています。

夜明けの地鳴き調査の一例

詳しくはこちらをご覧ください。

日本鳥学会2023大会で発表ポスターを公開しました[2023-09-27]

市民科学の普及には便利なツールの開発と市民への広報が課題である。そこで本研究はスマートホンを用いた地図に連携するデータ登録アプリを開発し、福井でのつばめ3種(ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ)の巣調査に用いた。また、広報メディアの効果を検証した。

日本鳥学会2023年度大会ポスター

詳しくはこちらをご覧ください。

調査期間を延長いたしました[2023-07-25]

福井県産つばめの巣調査、期間延長 詳しくはこちらをご覧ください。

価格改定いたしました [2023-07-09]

  • 昨今の物価上昇を考慮し価格改定いたしました。

toolを公開しました [2023-06-28]

  • 市民科学に便利なツールをリリースします。
  • その第一弾として多地点の鳥の観察記録から2次元の直行表に変換するツール(Integrade Observation)です。
tool integrade observation

toriRで用いている標準和名と学名のデータベースを公開しました[2023-06-11]

フロントページを刷新しました[2023-06-05]

  • ミッションやpriocing、コンタクト先など一緒に表示する様にしました。

福井県産つばめの巣調査を始めています[2023-05-15]

案内文

  • 自然豊かな福井も 山は手が入らず、空き地や田畑はアスファルトに変わり 生物多様性が急速に失われつつあります。 街の自然のシンボル「つばめ」の巣を調べて 「つばめ」が好きな福井の自然を調べませんか?

  • 期間:2023年5月1日ー7月31日

  • クラウドファンディングでのご支援もお待ちしています (5月1日~5月31日)

  • 福井県および石川県内(加賀市・小松市) でつばめの巣を見つけたら、スマホで特設 サイト「マイマップ」から送信してください。

    つばめの巣調査のお願い

いきものマイマップをリリース[2023-03-02]

いきものマイマップの使い方の動画をYouTubeに公開しました。

いきものマイマップをリリース[2023-01-10]

トリルラボは生き物の市民参加型調査に威力を発揮する、スマホで生き物情報入力ツールを発売しました。3月末まで半額キャンペーン中です。このマイマップはテンプレート編集でHTMLなどコードの知識がなくともスマホとサーバのデータベースを連携できます。

バードリサーチ鳥類学大会2022にてポスター発表[2023-01-08]

タイトル: ホオジロ類(ノジコ)の中継地 (中池見湿地)飛来は夜間録音 で検知できるか? 著者:○大坂英樹(トリルラボ)、古園由香、出口翔大(福井市自然史博物館)

2022年若手生態研究者応援プログラムの募集を締め切り、2件を採択いたしました。[2023-01-06]

  • 採択支援
    1. 日比野 薫さま(人間環境大学):「鳥類から見る植樹地管理」
    2. 江指万里さま(北海道大学 ):沖縄島のフクロウ類 3 種の分布を声の録音から解明する

採択支援1:「鳥類から見る植樹地管理」 日比野 薫(人間環境大学)

研究目的

日本は、国土面積3,780万haのうち森林面積が2,508万haと約3分の2を森林が占める世界有数の森林国である[1]。森林のうち約4割に相当する1,020万haは人工林である[1]。日本の人工林は同一樹種が同一時期に植栽されているため、森林構造は天然林に比べて単純である[2]。そのため、天然林に比べ人工林の野鳥種の多様性が乏しい。

森林性鳥類は、昆虫や種子を食べることによって樹林の成長や生産性に大きな影響を及ぼし、バードウォッチングなどの対象にもなるなど、我々に生態系サービスを提供している。人工林の拡大に伴う鳥類の減少により低下した生態系サービスを回復させる手段として、人工林の広葉樹化が行われている。しかし、人工林の広葉樹化・植生多様化が鳥類相に及ぼす影響は未だ検証されておらず[3]、そうした事業の科学的評価が求められている。そこで、本研究は森林の広葉樹化が鳥類相にどのように影響するのかを検証する。それをもとに、よりよい事業の在り方に提言を行う。

toriRの利用目的:愛知県岡崎市東河原町にある植樹地、針葉樹林、広葉樹林に計15地点の調査地を設け、地点ごとにICレコーダー1台を設置し、長時間録音を実施する。toriRは、録音できた鳥の鳴き声の同定に使用する。

予定成果:針葉樹林を伐採し、植えたばかりの植樹地になるにつれ利用する鳥種が減り、植樹後の落葉広葉樹の生育に伴い、種数が増加するという結果が得られると期待される。こうした広葉樹化による鳥種の減少と増加の詳細な動態に基づいて、事業の間隔や規模について提言が行えるものと期待される。また、得られた成果は学会発表、学術論文等としての公表が期待される。

toriRの利用目的

愛知県岡崎市東河原町にある植樹地、針葉樹林、広葉樹林に計15地点の調査地を設け、地点ごとにICレコーダー1台を設置し、長時間録音を実施する。toriRは、録音できた鳥の鳴き声の同定に使用する。

予定成果:針葉樹林を伐採し、植えたばかりの植樹地になるにつれ利用する鳥種が減り、植樹後の落葉広葉樹の生育に伴い、種数が増加するという結果が得られると期待される。こうした広葉樹化による鳥種の減少と増加の詳細な動態に基づいて、事業の間隔や規模について提言が行えるものと期待される。また、得られた成果は学会発表、学術論文等としての公表が期待される。

引用文献

[1]林野庁(2022)令和3年度森林・林業白書.農林統計協会,東京.

[2]小林茂雄,藤巻裕蔵(1985)落葉広葉樹林とカラマツ人工林における繁殖期の鳥類群集.Tori34:57-63

[3]白井聰一(2018)針葉樹林ギャップ地を落葉広葉樹林に再生する過程における鳥相の変化:録音によるデータの収集.日本鳥学会誌,67(2):227–235

採択支援2:「沖縄島のフクロウ類3種の分布を声の録音から解明する」江指万里(北海道大学)

研究目的:

この研究は、沖縄島に生息するフクロウ3種の分布域を声の録音により解明する事を目的とする。

沖縄島には、オオコノハズク、リュウキュウコノハズク、アオバズクの3種のフクロウ類が生息している。これらは北部では同所的に生息しているが、中南部の分布は十分には解明されていない。特にリュウキュウコノハズクは、那覇などの南部からの標本はあるものの、近年では中部以北にしか分布していないとされており、保全の観点からもその分布域や南限の解明が急がれる。

3種は全て夜行性であり、目視による分布調査は困難である。今まではスピーカーを用いたプレイバック法で分布調査を行ってきたが、繁殖行動に悪影響を及ぼしかねない事、大きい音を流すため民家が近い場所などでは実施が困難であるという問題点があった。そこで、様々な箇所にICレコーダーを設置し、一晩中録音をすることで、3種の生息の有無を確認する。このことで、より広範囲で少ない労力で、効率的に3種の分布域を解明する事ができる。

toriRの利用目的

長時間録音のデータ解析には大きな労力が必要である。申請者は過去にはRavenLiteのソフトウェアを用いて音声の有無や声紋の確認を行ってきた。本ソフトウェアは音声解析の機能が充実しているものの、得られた情報のアノテーションや抽出の機能は不十分であり、録音の日時や場所との紐づけなどの用途には向いていないと感じてきた。そこでtoriRを用いることで、より多くのデータを視覚的かつ直感的に、録音場所や音声の種類などと併せて扱えると期待している。また、フクロウ3種はそれぞれ複数種類の声(オスメス別のテリトリーコール、警戒音、交尾声など)を持つため、声の種のみならずその属性までも記録できるのは非常に魅力的である。

さらに、沖縄島で夜間や早朝に録音を行っていると、対象種のフクロウ3種以外に、天然記念物のヤンバルクイナなど数多くの種の声が得られる。これらの音声もデータを蓄積して適切に公表する事で、他研究者への情報提供を行えればと考えている。また、申請者を含む研究グループは沖縄島の小学校や地域住民とも積極的に交流を行っており、2022年はフクロウ3種を紹介する授業や交流会なども行った。toriRや録音データを紹介する事で、普段馴染みのない夜行性の生物を「声」を通じて、知って興味を持ってもらうきっかけを作ることにも活用したい。

予定成果

広域的かつ長期的な録音データをtoriRを用いて整理することで、目視やプレイバック法のみでは十分な解明が難しい3種の分布情報を得られることが期待される。また、3種は繁殖時期がずれており、時期によって得られるデータ量が異なると考えられる。ICレコーダーの予約録音を用いることで、調査員が毎回出向くことなく長期的なデータを安定的に取得する事ができるため、一年を通しての声の頻度や種類について議論する事が可能になる。

日本鳥学会2022年度大会(網走)に初めてトリルラボとして出店いたします[2022-11-03]

  • 合わせてmyMapのプロト版を公開しました.まだ全部は動きません.データも正式公開前に削除させていただきます.

音響分析(accorstic analyse)機能を追加いたしました.[2022-07-29]

  • 音響分析はクリック周波数とクリック時間を幾つでも表形式に収集する機能です.
  • 歌の中の最高周波数、最低周波数、歌の始まり、歌の終わり、トリル(trill)や音節の区別などキー入力で割り当てることができます.
  • そのため、歌の微細な構造の分析に好適です.

グループアノテーション機能を追加しました.[2022-07-03]

  • グループアノテーションは長時間音源を複数のメンバでアノテーションする機能です.データオーナーはtoriRユーザ(グループアノテーションのメンバ)に依頼し、メンバから承認が得られれば、メンバはオーナーの音源をアノテーションすることができます.
  • ユーザはtori Rのユーザである必要があります.
  • グループアノテーションでは複数のグループを登録でき、音源はサイト毎にグループを設定することができます.

読売新聞福井版に「ツバメの目撃情報求む」の記事が掲載されました [2022-05-31]

NHKニュース「ツバメの数把握し保護へ 自然史博物館が巣の写真投稿サイト」でも取り上げられました [2022-05-24]

  • 現在登録数296件であと4件で300になります.

福井新聞にツバメの巣マップ作りの記事が掲載されました [2022-05-14]

本日福井新聞にツバメの巣マップ作りの記事が掲載されました.すぐに反響があり、登録数が増えました.

若手生態研究者の支援を募集開始 [2022.05.12]

  • toriR Lab.では こちらの記事を見て若手生態研究者の研究をサポートすることにしました.鳥類の長時間音声分析に特化したサービスですが、よろしければ、学生〜ポスドクの皆さん使ってみてください.

巣マップをリリース [2022.05.01]

  • 福井市内を対象にツバメ3種(ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ)の巣の位置情報を入力できるサイトをオープンしました.
  • ツバメ巣マップ

正式版リリース [2022.04.12]

  • フロントエンドでスペクトログラムの生成、オープンデータの公開など機能を大幅にアップしてリリースいたします.
  • 主な変更点:
    • ブラウザでスペクトログラム生成(好みの色合いにユーザ調整)
    • アノテーション後に結果を公開(コースにより非公開も選択化)
    • 著作権をサイトごとに設定
    • ダウンロードは選択したCSV, mp3, png(スペクトログラム)
    • カレンダーで録音日管理


βバージョンリリース [2021.03.29]

  • dashboardのページを追加しました.ナビバーの自身の名前から移動できます。(2021-04-17)
  • αバージョンのご意見をもとに機能強化とスピードアップを図りました。

αバージョンリリース [2020.10.10]

  • 使い方の習熟とシステム安定度向上のために少数のユーザの方にリリースいたしました。