トリルラボ
toriR Lab.
wellcome
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(2022年4月12日リリース)
PC/Macでご使用ください.推奨ブラウザはChromeです
toriRは、録音した音源から鳥の鳴き声のテープ起こしを楽にするWEBベースの支援ツールです. テープ起こしとは録音音源から「どんな鳥の声が、何時にしたのか」を表形式にまとめることを言い、スペクトログラムから種名を特定することをアノテーションと呼びます. toriRは「楽に入力」をコンセプトに、探索に集中できる環境を目指しています.
toriRの大まかな流れユーザはフィールドで録音した音声データをアップデートし、それをtoriRでスペクトログラムに変換(コンバート)し、ユーザはスペクトログラムを見ながらアノテーションし、結果をダウンロードすることで自分のパソコンに保存することができます. スペクトログラムと呼ばれる画像を見て鳴き声を探し、クリックで音が鳴るので、数個のキー入力で種名と時刻を記録できます.
アノテーション結果は、オープンデータとして公開されます.種毎の鳴き声のデータを一覧表示されることで画像から声の主を探したり、場所や時期で同じ種の声のバリエーションを探ったりする活用が想定され、市民科学の発展に寄与できるでしょう.また、オープンデータは機械学習のための教師データとしての活用が期待されます.アノテーションデータはサイト毎に非公開を含む著作権の設定できます.

名前の由来:最初のプロトタイプは統計解析ソフト[R]上で作られました.Rのアプリやライブラリには"R"を含む名前にする習わしがあり、これに倣ってtori(鳥)にRをくっ付けました.また鳥の鳴き声の種類の一つである震える声(torill:顫音)にもかけています.
処理の流れ
Step 1
Upload
あなたの音声データをアップロードしましょう.アップロードにはファイルごとに録音時刻を入力します.時刻はファイルのタイムスタンプ情報を使うこともできます.また準備として録音したサイト情報と録音機の情報を登録します.
時間指定の方法は3つあります.
- ファイル名に記載
- タイムスタンプ利用
- ユーザ指定
タイムスタンプには録音開始時間と終了時間の2種類があるので録音機の情報入力時に指定してください.アップロード後の時刻の変更はできません.
Step 2
Convert
音声データをスペクトログラムに変換します.知りたい鳥の声の高さに応じて周波数を変えることができます.またスペクトログラムはノイズが大きいと画像が見にくくなるので大きな音を小さくしたり(クリップ)、小さい音を大きくしたり(ブースト)したり調整することができます.長い音源でも最初の一枚を試しで作ってみて濃淡などを調整できます.
Step 3
Status/Annotation
スペクトログラムをクリックすることで鳴き声の鳥名と時刻を入力することができます.鳴き声の種名同定をアノテーションと呼びますが、スペクトログラム上の種に特有なパターンを見つけるだけでなく、クリックすれば鳴き声が短く再生されますので声で確認できます.コメントも入れられますし、不明種として扱うこともできます.鳥名は種名のほか、行動など独自情報を入れられます.入力情報は編集できます.アノテーションされた音声データはオープンデータとして公開され、種毎にまとめられます..この場合、場所は県レベルで公開されます.また、非公開とできるコースがあります. アノテーションはStatusページから処理音声と時刻を指定して入ってください.
推奨環境
推奨環境
ディスプレー解像度 |
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1920x1080以上(推奨) |
1680x1050(標準) |
1440x 900(最小) |