Category: Movie

映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』──登場人物の死の受容を読み解く(ネタバレあり)

マーサの安楽死を通して描かれる「死の受容の5段階」を分析しました。親子や友人関係の中で、登場人物それぞれが死と向き合い、異なる形で受け入れていくさまがよくわかりました。また、映像美の魅力にも注目。生気を失う身体とは対照的に彩られた部屋や衣装、そして最後の家は自然の中の静寂に包まれ、アメリカンロビンが朝を告げる。なぜ人は最期に自然を求めるのか、その理由についても考察。

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映画「アプレンティス:ドナルド・トランプの作り方」は現代アメリカ理解の鍵です

2025年、ドナルド・トランプが再びアメリカ合衆国大統領としてその座に返り咲いた今、彼の行動原理は一層明確になりました。そして、その思考パターンを紐解く上で、映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は極めて示唆に富む作品です。本作が描くのは、単なるトランプの成り上がり物語ではありません。彼がどのように「アメリカ的成功」の象徴となり、今なお多くの支持を集め続けるのか、その核心に迫るものです。

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映画「ポトフ〜美食家と料理人〜」で知ったズアオホオジロの悲劇

本編を見て美味しいものを追求する姿は確かに美を追い求める芸術だと思いましたが、白ナプキンを被って小鳥を貪る料理が調べてみると最近まで続いていた(る)食文化である事を知ってとても残念でした。美食の世界を教えてくれたこの映画に感謝ですが、映画の中で本物の小鳥を使っていないのか、コンプライアンスの観点で気になりました。

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映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」は次世代のアクションの参考になる映画でしょう

リナ・サワヤマが出ているの知らなくてエンドロールで名前見つけて初めて音楽と顔が一致しました。それはともかく、近接戦闘のアクションはアイディア満載で次世代の映画のお手本になることでしょう。

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映画「イノセント」は姉妹の関係を軸に見るべし

大友克洋「童夢」にインスパイヤされて製作された本作は、ノルウェー産サイキックスリラーですが、自閉症の姉と悪意のある妹の成長物語として見応えがありました。

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