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「社会とビジネスは生成AIでどう進化するか?」を聴講しましたがタイトルの話がほぼなく残念な内容でした

福井県産業情報センターの主催する講習会に参加しました。openAIに巨額投資したMicrosoftの社会とビジネスがどう進化するのかの見識を聞くのが目的でした。一般的な予想が短くあるものの、自社製品の紹介に始終し、目的は達せられずモヤモヤ感で終わったのが残念です。県税は入っているのでしょうから、よく擦り合わせし、タイトルと内容を合わせてほしいものです。

KUMANDO WEEK 2023

あまり言うことがないのですが、以下、その場で取ったメモ書きです。備忘録のつもりの記事です。


KUMANDO WEEK 2003

挨拶

ふくい産業支援センター 理事長 東村

  • DCIにみる都道府県別デジタル度で福井県は一位
    • DCIは、①市民のネット利用、②デジタル公共サービス、③コネクティビティ(端末、通信インフラ)、④人的資本(デジタルスキルの保有度やICT教育)の4項目
    • 福井ではLINEやインスタグラム、YouTubeの利用比率が特にこの1年で増えている。

図表4:構成要素別の上位10都道府県(2022年)

DCIにみる都道府県別デジタルランキング

出所)NRI

【第1部】 XRなのかメタバースなのか

~加速するビジネス活用と今後の展開~


開催日:9月7日(木)

時 間:13:00~14:20

登 壇:(株)NTTコノキューサービスマネジメントグループ担当課長 津田 勇気 氏

対 象:全ての県内企業経営者等にお勧めです。

定 員:100名 120名 ※増員しました

場 所:1階マルチホール


登壇者情報:津田勇気氏(NTTコノキュー)

【講師プロフィール】

  • 2009年にNTTコミュニケーションズに入社

  • 2015年からXR事業の立ち上げをはじめる

  • 2022年にNTTドコモへ異動後NTTコノキューへ内容と感想

津田勇気氏(NTTコノキュー)

内容:

  • NTT QONOQは1年未満の会社
  • 「XR(クロスリアリティ)」または Extended Reality (エクステンデッドリアリティ) とは、後述する VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)・SR(代替現実)など、現実世界と仮想世界を融合して、新しい体験を作り出す技術の総称
  • メタバースは失速したが、また拡大する(来年5月〜6月)
  • XRはもともとVRと呼ばれていたが2012年にOculusDKのVRメガネ登場、2014 OculusDK210万円を切って普及、
  • 3DOF, 6D0Fのヘッドセット
  • Application:営業(マンション、作業支援、アミューズメント、設計開発、観光(首里城VR)
  • 今はCGデータを作るのは大変でお金がかかる〜何千万円(何億)、ゲームのCGは3〜5億円
  • 生成AIで自動空間作成によるブレークスルーが起こるだろう
  • UI用のデバイスの進化と生成AIで空間生成の進展でもう一度XRがくる
  • マルチプレイエンジン:100人ぐらい同じ場所にいられる
  • クラウドゲームサーバも可能性あるが、サーバが高い
  • メタバース空間でのデータはGoogleAnalyticで取っている(役に立つデータの取得は試行錯誤的)
  • 1.5ヶ月=300万円(一月200万円)
  • 3Dゲームメーカに使ってもらうノウハウが豊富
  • Q&A 介護業界の取り組みで、アバター(生成AIで会話生成)でずーと会話をし続けることができる。脳の活性化につながる。

感想

  • 介護業界での応用は確かにあるかもしれないなと思いました。この場合は2Dでいいと思います。時間を持て余す老人にはいい話し相手で脳の活性化にも役立つ気がします。3Dだとアバターが色々なところに連れて行ってくれるかもしれません。

【第2部】 社会とビジネスは生成AIでどう進化するか?  

~マイクロソフトの戦略と同社が考える生成AIの未来~


開催日:9月7日(木)

時 間:14:30~16:00

登 壇:日本マイクロソフト株式会社 小田 健太郎 氏

対 象:全ての県内企業経営者等にお勧めです。

定 員:100名 120名 ※増員しました

場 所:1階マルチホール


講師情報:小田  健太郎 氏(日本マイクロソフト株式会社 Azure ビジネス本部 AI GTMマネージャー)

####【講師プロフィール】 - BtoC、BtoB両軸のマーケティング責任者として多くの製品・サービスローンチを経験。 - 2018年より日本マイクロソフト入社、パートナーマーケティング、業界別の製品戦略リード - 2021年よりデータ分析、AI製品のGo-to-Marketマネージャーとして、コアプロダクト「Azure AI」の国内戦略をリード

小田  健太郎 氏(日本マイクロソフト)

内容:

  • 今起きていることのおさらい
  • 従来AIモデル開発:特定業務向けに作っていた。そのため、横展開ができない。例)マスクをつけるつけないの判別モデル
  • AIの進化の理由:計算資源の上昇、UIがボットになっている(chatGPT)
  • ChatGPTはAzure上で動いている。開発はGitHubを使っている。CosmosDB(Microsoft Azure が提供しているフルマネージド型の NoSQL データベースサービス)
  • データセンターをどこの国に置けるかがクリティカル(例:金融センター)
  • Copilot:右から出てくるボット...(意味が取れない)
  • Plugin:モデルができないことを肩代わり
  • Copilot+Pluginが今後のトレンド
  • AzureのPluginがchatGPTのPluginになっていくのでPluginを磨くのがいい
  • Microsoft365 Copilot:
    • Outlook: メールでは自動でサマライズ、優先順位、文章のトーンや長さを調整
    • PowerPoint/Word/Excel:自動生成、変化点の抽出 年間:35$*600社/世界
    • Windows Copilot:Pluginを組み込める(公開できる)
  • LLMを社内システムに組み込むときのシーケンスの4段階:
    1. 社内向けChatBot(秘匿データを除く)
    2. 社内データベース取り組み
    3. プラグイン開発
    4. 他LLMへの適用、ファインチューニング
  • 複雑性が増していくので現状はStep2まででやっている。
  • AI Co-Innovation Lab. WWで5番目のAIラボに神戸に10月に開所
    • 米国(レドモンド)、中国(上海)、ドイツ(ミュンヘン)、ウルグアイ(モンテビデオ)に設置
    • 神戸市長がラボに感銘して話が進んだ。
  • Q&A GitHub Copilotを使ってサイバーエージェントのコード開発の効率化の論文がでて効果が大と報告されている。RPAはワークフローを生成するPlunginがあるので車輪の再発明は必要ないようにしたい
  • Q&A 社会とビジネスはどう進化するのか?に対して、不可逆的な変化を起こす。生活の一部にもうなっている。使っていない人との差が広がっている。それが現状。規制をかけている国もあるので国別でも差が起こっている(中国)。著作権の法律の整備など日本はいい立ち位置にいるはず。風向きはいいので、それを活かそうとしている人もいる(進化の言及はなし)。
  • Q&A AI生成かどうかに対して、電子透かしが普及していくはず。ガードレールはあるがガードレールを外す方法がある。自殺、性表現など。暴力的な表現(裁判など法律、介護業界)が必要な業界があるので全規制はできない。
  • Q&A 金融はイノベーションに遅れることが多かったが、今回の日本の金融業界は対応が特別早い。これは日本の現象。銀行はこれまで紙などアナログ業務が多かったが、それの最適化するとハレーションするが、トップデシジョンで変えて行っている。

感想:

  • 話が始まってから45分してもタイトルの話が出てこない。AzureとMicrosoftの製品の話が主である。
  • 例えが分かりにくい。机を買うのにIKEAに行くのかホームセンターに行って自分で部品選択するの2択はなにを意味している?
  • タイトルと内容にミスマッチがありとても残念です。

以上

Article Info

created: 2023-09-07 12:57:40
modified: 2023-09-10 17:56:50
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keywords: 生成AI メタバース

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