toriR blog
今朝の日野川はホオジロのみ囀り
今朝の日野川で囀っていたのはホオジロのみでした。オオヨシキリもヒバリも鳴いていませんでした。それにしても河原に高い木が全くないのは残念です。冬には猛禽達の停まり木がないので餌取りにも苦労するでしょうから。日時:2023−07−28 5:30~6:30
場所:鯖江市日野川沿い石田橋〜糺橋(ただすばし)の両岸を往復
天気:晴れ、23℃
観察者:woodie
見聞きした鳥
- ハシボソガラス
- モズ
- ヒヨドリ
- スズメ
- ツバメ
- ムクドリ
- ホオジロ (S)
- セグロセキレイ
- カルガモ
- トビ
- アオサギ
- ダイサギ
- カワラヒワ
- ヒバリ
- メジロ
- キジバト
- イソシギ
- ドバト
- オオヨシキリ (juv.)
- ハクセキレイ(juv.)
感想
- 河原にほとんど木が残っておらず、これでは大型の猛禽類が止まれないでしょう。捕食されないのでネズミなど増えているのでしょうか?それともクズが繁茂し地面を覆っているので、生物相が単調になっているのでしょうか。冬にかけて猛禽類の餌場として重要なのが河川なので多様な生き物が住める場所であってほしいと思いました。
- なぜ木がないか考えてみました。大雨の頻度が高くなっているので、流れに邪魔になる木々を切ったのだろうことは想像がつきます。低い土地の住宅を高台に移すよりは河川の木を切るのは一見経済的に合理的に見えます。でも河川環境をどうしていくのか意志を持って進める必要があると思いました。
- 今後、地方自治体は予算減と多様な課題に対応するため予算の優先順位を変えざるを得なくなるでしょう。すなわち、道路や河川工事の公共事業から治安や教育や介護に都市整備をしなくてはいけなくなるでしょう。田舎の林道や非幹線道路は予算がつけられず荒れるでしょう。小川の砂防堤もメンテがなされなくなるかもしれません。農業も高齢化で放棄田が増えていくでしょう。つまり田舎ますます住みづらくなっていくでしょう。
- ありたい環境は豊かな自然の中のコンパクトシティだと思うのですが、そう変えていくには長期ビジョンを持った予算執行が必要です。災害対策という単純な発想では日野川の生物多様性はどんどん失われありたい環境から乖離していくと危惧するのでした。そのため政治家を選び育てるのはとても大切です。散歩しながらそんなことを考えました。
その他
- ハルシャギク(ジャノメソウ)が咲いていました。ペルシャの意味を持つハルシャですが、本種は北米原産のキク科ハルシャギク属に属します。近い種に特定外来種のオオキンケイギクがいます。今日ここではみませんでした。
- コオロギが鳴き出していました
- ニワウルシの実が色づいていました
- 羽を一枚拾いました
以上です。