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6月初旬のノジコ調査

ノジコは上流では鳴かず、中流と下流で3個体がよく鳴いていました。他方、ホオジロは色々な場所でよく囀っていたのでこのコントラストが印象的です。
ノジコの録音機材のパラボラマイク

観察日:2023−06−01 5:50~11:00

場所:谷間の廃村に流れる小川沿いの道と脇

天気:晴れ、開始時14℃(間近な気象台)

観察者:Mr. Hand, Dr. Show & me


今日の調査目的

  • ノジコの個体毎の鳴き声の差を調べたいので鳴き声をできるだけ多く採取すること。
  • ノジコの行動を調査すること。

方法

  • アンテナ広場に集合し上流(αU91あたりまで)に行ってから下流に移動しました。

  • 地図は(論文発表まで)非公開

  • 用いた機材:

    • 録音機:H6(zoom)
    • マイク:Rode NT4(ステレオマイク)
    • 集音器:Sony PRB-400 (三脚あり)
    • フォーマット:WAV、44.1kHz, 16bitステレオ

結果

  • 上流側のノジコは滅多に鳴きませんでした。1回だけ聴きました(ノジコ1)短すぎて録音できませんでした。
  • 中流域ではノジコ2が5分、3分録音できました。
  • 下流側のノジコ3、4はよく鳴いていました。
  • ノジコ4はDr.Shouによるとずっと囀っていたようです。録音も10分以上できました(No.14,15)。
  • ホオジロはノジコが囀っていない分、録音しましたが複数の地点でよく鳴いていました。ホオジロは杉の上でよく鳴いていた印象です。
  • Mr.Handさんによると「ノジコ4が交尾した。道路の上でメスがオスにマウントしたので驚いた」とのことでした。性は多様なのでそんなことがあるのかもしれませんが、なにかこの2個体間の関係は興味深いです。

録音状況

# date start stop 種名 No. 座標
1 230601 061031 061419 ホオジロ 1
2 230601 062209 062452 ホオジロ 1
3 230601 063241 063304 ホオジロ ?
4 230601 064400 064432 NG
5 230601 064741 065442 ホオジロ 3
6 230601 071142 071359 ホオジロ 4
7 230601 072825 072851 NG
8 230601 072902 072940 ホオジロ ?
9 230601 082845 083230 ノジコ 2 αW61
10 230601 083303 083605 ノジコ 2 βW2?
11 230601 084343 084833 ノジコ 3 βX13
12 230601 093110 093456 ホオジロ ?
13 230601 093519 094302 ホオジロ ?
14 230601 095545 100544 ノジコ 4 αAA-1
15 230601 100635 102243 ノジコ 4 αAA-1

見聞きした鳥

  1. ホオジロ
  2. アオバト
  3. サンコウチョウ
  4. サンショウクイ
  5. ウグイス
  6. キセキレイ
  7. アカショウビン
  8. ヤマガラ
  9. キツツキSP
  10. ヤブサメ
  11. ツツドリ
  12. アオゲラ
  13. キビタキ
  14. キビタキ
  15. カケス
  16. エナガ
  17. ノジコ
  18. オオルリ

その他

  • 卵でお腹の膨れたクルミハムシを見かけました。オスが交尾していますが、これは成功するのでしょうか。検索すると腹の膨れたメスに交尾している雄の写真が見つかりますが、どのタイミングで受精するかはわかりませんでした。 クルミハムシの交尾を見かけました。卵で腹部がパンパンです。この交尾は成功するのでしょうか?

以上です。

Article Info

created: 2023-06-01 20:00:00
modified: 2025-02-07 18:21:31
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keywords: ノジコ ホオジロ パラボラ

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