toriR blog
6月の宮古島に行って感じたこと
6月中旬、3泊4日で沖縄県宮古島に行ってきました。現地に越した友人宅を訪ねるのと、妻のウィッシュリストNo1番のアカショウビンに出会うためです。天気について
天気予報では前線が停滞し毎日雨予報だったので鳥見はあまり期待できなかったのですが、実際は前線は沖縄本島にかかり、本島から300km離れている宮古島には南風が吹いて曇りの日が多く、雨に降られることはほぼなかったです。しかし湿度は100%近いと思えるくらい高く、かいた汗がそのまま皮膚に残り気化しないので、体感温度は高かったです。長時間の鳥見はしんどかった。
鳥見で感じたこと
240種観察されている宮古島で夏鳥は11種、留鳥22種だそうです(博物館)。梅雨の6月は植物の成長も早く虫もいっぱい出ているので夏鳥たちには繁殖まっさかりなのでしょう。そのため、大野山林では多くの鳥たち、昆虫、両生類たちの声を聞きました。宿を入り口すぐ近くにとったので、就寝中もリュウキュウコノハズクなどの声が聞こえました。
旅行中、大野山林によく通ったのですが、内地(本州)でもよく聞いているヒヨドリ、アカショウビン、サンコウチョウ、メジロの声が大きいなということでした。クマゼミなどのセミも多く彼らの声の大きさを超えて音声コミュニケーションするには大きな声が必要だからかなと思いました。それに対して声の低いアオバズクやコノハズクは虫の声と被らないので大きくする必要がないのかもしれないとも思いました。
また、繁殖しているはずのウグイス、クジャクには出会いませんでした。クジャクは昨年相当駆除したと友人から聞きました。また、シジュウカラなどのカラ類がいないのも不思議だなと思いました。奄美大島では多くのカラ類がいましたから。もしかして大陸と繋がっていないから?と疑問を持ちましたが宮古島博物館ではウムル氷期を含む2万年〜15万年前には西表から奄美まで陸橋となり大陸と繋がってヒト・動物が渡ってきたと解説されていました。宮古のカラ類は絶滅したってことなのかな?
キンバトは3回見ました。大野山林でも独特の声が聞こえ、南西部の能動でも見ました。島のどこにでもいる印象です。背の緑は太陽を受けると本当に綺麗です。国の天然記念物だけのことはあります。
池間湿地で見たオキナワチョウトンボが面白い動きをしていました。10頭ぐらいが群れになって数に合わせてヒラヒラ飛んでおり見て飽きませんでした。
池間湿地(宮古島)のオキナワチョウトンボの飛び方が面白い。風に揺られているようで仲間の間に緊張があるようだ。 pic.twitter.com/5HU7H2ABzj
— 市民科学をサポート|toriR_lab (@TorirLab) June 16, 2024
見聞きした鳥のリスト
- カイツブリ, 池間湿原
- サギSP(白くて嘴が黄色、サイズはダイサギ),大野山林・池間湿原
- クロサギ, 世渡橋駐車場
- カルガモ,池間湿原
- ミサゴ,世渡橋駐車場
- トビ,平良市街
- シロハラクイナ,全島
- オオバン,池間湿原
- ベニアジアシ,東平安名崎
- エリグロアジサシ,東平安名崎
- クロアジサシ,東平安名崎
- キジバト,全島
- キンバト,大野山林・城辺の農道
- カラスバト,大野山林
- ズアカアオバト,大野山林の入り口
- ホトトギス,大野山林
- リュウキュウコノハズク,大野山林
- (リュウキュウ)アオバズク,大野山林(録音で見つける)
- (リュウキュウ)アカショウビン,大野山林
- ツバメ,平良農道
- ヒヨドリ,大野山林など
- イソヒヨドリ,全島
- セッカ,全島
- (リュウキュウ)サンコウチョウ,大野山林
- メジロ,全島
- スズメ,全島
- ハシブトガラス,全島(少ない)
楽しかったこと
80年代のポップス誰の歌でしょう大会
車の中で妻が運転しているときに、YouTubeの80年代ポップス(シティポップ)メドレーを掛けて、この曲は誰が歌っていた?クイズをしていました。超人気の曲でなく、あー、聞いたことあるレベルの歌は結構難しく、そうそうこの声は若いときの誰それだというのがとても楽しかったです。
参考文献:
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created: 2024-06-16 13:57:38
modified: 2024-06-16 15:50:28
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